再びブラッドボーンにハマった話
拙者、Bloodborne（以降ブラボ）大好き侍。
フロムゲー……というか宮崎ゲーはデモンズ、ダクソ１・２・３、ブラボ、セキロ、エルデンと数がありますがその中でもブラボはすきすきだいしゅきのレベルが高いです。
今回の記事は「ブラボを最近初めて遊んでクリア出来て嬉しかったから感想を書く」ではなくて「4年ぶりにブラボを遊んだらハマってしまい、ちゃんとクリアでも出来たから感想を書く」です、これ2回目のプレイなんです。
1回目のプレイについてお話しを簡単に。4年前、我愛する相方ちのぱん先生に
「きみ は さいきん すえおき の ゲーム を あそんでいなさすぎる。 なにか あたらしい チャレンジ も かねて ゲーム を やりたまえ」
と無理やり買わせたのがブラボでした。なおちのセンはマッハで心が折れて、ギブアップ。バトンは私に託されプレイをし、クリアしました。プレイ開始から大体1ヶ月はかかったと記憶しています、宮崎ゲーはどのタイトルも時間がかかるので（下手なんです）とてもコスパがいいのです、勿論抜群に面白いからというのはいうまでもなく。
満足した私は脳に「ブラッドボーンは超面白い」という記憶を宿し、その後生きてゆき、ことあるごとに「ブラボおもしろいよ」と言い回る変態輸血治療勧誘者になりました、画面の前の君、ブラッドボーンをやるのだ！（PS5でPS+に加入しているとフリープレイできます）。
セキロで後悔と現実では得られぬ達成感に涙をし、エルデンリングは生きていた中で一番面白いゲームと叫んで早4年が経過。再度遊ぶキッカケは、エルデンリングをクリアしたことから端を発します。
うつみさんは朝起きて眠気を吹き飛ばす為に、起きたらマッハでPSに電源を入れてゲームを遊ぶという習慣があります、新鮮かつ面白いゲームであるほどに目覚めは早いのです。今年は上半期から大作が凄まじいスパンでリリースされていたため寝起きは絶好調でした、Horizon Forbidden Westの発売1週間後がエルデンリングとかどうかしてます。そんな両作も楽しくプレイしクリア、特にエルデンは前述でもあるように自分が遊んできた中で一番面白いゲームだったので終わるとちょっぴり切ないのと、この後に遊ぶゲーム選びに困ったしまう事態に陥ります、もう1周やるのも……ごめんね、いくら一番面白いゲームでも1度クリアしたゲームを2度以上遊ぶことはアーケードライクなゲームでもない限りやらないんスよ。
しかしふと「ブラボやってみようかな」と思い立ちます、理由はわかりません。しかし私の舌がフロムゲーをもっと味わいたい状態だった、なら面白かったブラボをもう一度遊ぼうという本能が選ばせたのだと思います。しかし2度目のプレイだしなぁ……と思うながら暗黒輸血されレッツヤーナム！
エルデンの操作の癖を頭の中で消しながらプレイを始めていくと、おっおっお……昔より私、上手くなった？敵の攻撃をサクサク回避したり、内臓攻撃もズボズボ決まる、あれ、俺は……成長している！しかも4年経ったお陰で攻略情報はうろ覚え！なんだか新鮮！そしてやはりブラッドボーンは「超 面 白 い」。
あとグラフィックが見劣りしないの凄い、自然の造形物はエルデンに軍配があがるものの、建築物等の人工造形物に関しては本当に美しすぎる……ダクソやエルデンと違って少し近代に近づいたような世界観がたまらなくいいんです、そして厨二病発症確定の回復モーション、やべえ……俺も明日から使いたい、人目を気にせず右太ももに意味もなく突き刺すようなことをしてみたい、ああカッコイイ！
4年のブランクの間に様々な知識と経験を染み込ませたお陰でストーリーも若干噛み砕けるようになり、宮崎ゲーのメカニクスの理解も深まったお陰で1度目とは全く違ったプレイフィールで進んでいきました。
「レベル上げなくても、ボス倒せるじゃん！やはー！！！！」
これが今回の重要な鍵、新たな刺激と過ちでした。
確かに上手になったと思います、流石エルデンリングのマレニア学園を五日間20数時間通って卒業した効果！
しかしそれでも死ぬ時は死ぬ、リトライが二桁はいく、でもスムーズに進む！敵狩人との戦いが面白すぎる！上手い、上手い、私上手い！エクスタシー感じちゃう、悔しくないビクンビクン！！！啓蒙もカンストして見える見える全てが見えるあはははははははははははは！
実際１周目は苦労せずに終わりました、しかし宿題も残していました。エブたそ＾〜を倒せなかったこと（ダメージ痛すぎてマジ無理ごめん）、そしてDLCであるThe Old Hunter編をほぼ触っていないこと。
だったらなぁ、決まってるよなぁ……はい！2周目入りまぁす！
正直適正レベルを下回りすぎてどうにかなるのか不安ではありましたが稀有でございました、余裕、余裕でござるよ！そう、本編はな……
The Old Hunterを開始すると無情な敵の攻撃力の前にボコボコにされていきます、当たればミリで生き残る、でもカウンターヒットだと即死。宮崎ゲーってこっちが動いている間に攻撃をもらうとダメージが増加するんだぜ、そんな当たり前のようなことを知ったのはエルデンリングのマレニア学園からでした、お前本当にPS3のデモンズを発売日に買って遊んでたの？草草草草草草草草草草草芝森
それでもパターンさえ組めれば進めてはいけるので、山のように屍を積み上げながら道中を攻略して最初のボスにエンカウントします。こんにちはルドウイークさん！
強すぎプスブフォフォフォブワハハハハハハハ！The Old Hunter全体に言えるんですけれども、難易度が本編と比較にならないほど上昇しており（敵の体力・攻撃力の増加、何より攻撃モーションが読みにくい）しぬしぬしぬしぬ！……ルドウイークは2日かかったかなぁ、その後もボスに当たると大体それぐらいの時間はかかっていました、ただ銃攻撃でひるみ、内臓攻撃の取れるようなボスは別です。
泣き叫びくやしさにうなだれ、打ち倒し喜び歓喜し血に酔う私。ゆるめの低レベル進行も途中でもうやめて、素直に体力だけは上げてThe Old Hunter編のラスボスの時点でレベル99、なんとか3桁にはせずと頑張りまして無事DLC編終了。残していた本編はメルゴーの乳母、エンディングは介錯エンドと決めていたので実質のラスボスですが、1発で綺麗に倒せて朝を迎えることができました、ハッピーエンド！
わたくし的楽しかったボスセレクション
ガスコイン神父
人型形態と獣形態のハイブリッドで、内臓攻撃が意識してとれるようになると滅茶苦茶面白い。4年前はボロッカスに打ちのめされてレベルを上げてゴリ押しで倒しましたが今回はほぼレベルを上げずズボズボとぶっさしまくってクリア。神父と言いながらも格好はイケオヤジファッションのそれなので、自分の装備も最後までガスコイン神父を使い続けていました。
殉教者ローゲリウス
4年前はレベルの暴力で倒した為、今回は行動パターンを全て１から覚え直さないといけない＆レベルが低いので2発ないし即死する状態で挑みました、ジジイェ……。最強にウザい範囲攻撃からタイミングの読みにくい溜めの鎌攻撃、HPが5割以下になるとフェーズ以降で戦闘エリア全体に範囲攻撃撒き散らしたりロックを解除するような激しい動きで回り込んできたり、あと屋根、お前だ、地形を絶対許しはしない。
丸1日かかったものの、序盤は覚えてしまえば内臓ブスブス、後半はフェーズ以降の演出を意図してカット出来るので、それをやってしまえば無駄に降りまくってる剣で体制を崩して内臓ブスブス、わかると超面白かった。
初代教区長ローレンス
DLC特有の増幅させられた攻撃力と、挑んだのが２周目というのもあり体力大幅にドカ盛り。俺はここで低レベル進行を諦め、体力にステータスを振っていくことでなんとか長期戦をしのぐスタイルへ。攻略情報をあまり見ていないので、何をどうすれば内臓攻撃をとれるのかわからないし、そもそも適切な立ち回りも全くわかっていなかったので丸2日かけて何度も何度も挑んでパターンを覚えて、あとはこちらから出来る限り仕掛けない。根比べ。上記２体は戦って面白かったボスだったけれど、ローレンスは死闘の末に勝てた喜びが大きかったからということで選びました。
ゴースの遺子
忘れもしない、4年前。もう忘れもしない激強ボス、当時はゴリラだったのでレベルを170ぐらいまで上げて挑み多少の被弾でも泣かないステータスと鍛えまくった武器で、ちくちくと攻撃しては逃げ回っていたものです。4年後、私はレベル99、体力はローレンスを討伐した状態とほぼ一緒。昔は距離を取って戦っていたが体制を崩すチャンスが多いのは知っていたので、もうガンガン距離を詰めてズボズボ内臓を決めて倒しました。
ブラボの中で一番面白いボスだと思います、獣系のような激しい動きに人型のボスのいいとこどりをしたような攻撃方法、何よりわかるとどんどんこちらが有利になってゆく上手くなるほどに楽しいボスです。
1度遊んで満足したゲームをもう一度手に取り、ハマってしまうという生きていてなかなかなかったケースに驚きながらもめいっぱい楽しむことができたこと、そして今までうるさいぐらいに口にしていた「ブラボ面白いっすよ」はやっぱり間違っていなかったことを認識し直せて良かったです。宮崎ゲーの良いところがいっぱい詰まった名作・怪作なのでPSユーザーの方は頻繁にセールをやっているので、是非手に取って遊んでみてね。ホント面白いから。この手のゲームを遊んでいないけどエルデンリングを買おうか悩んでいる諸兄にも入門としてオススメ、多分エルデンリングの方がもっと難しいんで（ただしゲームデザインが大幅に進化しているので……どっちも買え！）。
